« できることから森林ボランティア | top | 生ごみからメタンガス生成技術開発 木津 アタカ工業とRITE »

2005年01月10日

日高山脈で二酸化炭素の密封実験 経産省の所管法人、温暖化防止対策に

 経済産業省所管の財団法人「地球環境産業技術研究機構」が実施中の地球温暖化防止対策プロジェクト「CO2地中貯留プロジェクト」に関連するニュース。  新潟県長岡市で2000年から2004年まで実施されていた同プロジェクトは、先日の新潟県中越地震で一時中断していたが、検査の結果運転を再開して累積量が10,000トン-CO2になる2005年上旬に運転するそうです。  日高山脈岩内岳には良質な岩盤が残っていることが実験地に選ばれ、来年まで実験を行うとのこと。


関連サイト:
 財団法人 地球環境産業技術研究機構(RITE)

 地球温暖化の原因となる温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)を岩盤の下に封じ込める実験が、昨年から日高管内日高町で行われている。国内では四例目、道内では夕張に次いで二例目だが、国内に広く分布する蛇紋岩の地層での実験は初めて。成功すれば、この技術で国内で新たに約七億トンのCO2の密封が見込まれている。

 実験に取り組んでいるのは、経済産業省所管の財団法人「地球環境産業技術研究機構」(京都府木津町)。これまで、新潟県長岡市でCO2を地下約千メートルの地層に封じ込める実験を行い、一万トンの密封量を達成している。

 日高町の実験場所は日本最大級の蛇紋岩地帯として知られる日高山脈岩内岳のふもと。蛇紋岩はCO2に反応して炭酸塩鉱物に固定できる特徴があり、岩内岳には良質な岩盤が残っていることから実験地に選ばれた。

 昨年秋に初めて行われた実験では、ポンプを使ってCO2の溶解水を一分当たり六十グラムずつ計数キログラム、地下約百メートルの地層に注入した。初期段階のため、将来性の見極めはついていないが、来年まで、さらに規模を拡大して実験を繰り返す。

 温室効果ガスの削減目標を定めた京都議定書に批准している日本は、二○一二年までにCO2の排出量を二○○○年比で6%削減することが義務付けられている。同機構の水野康信・CO2貯留研究グループリーダーは「日高町の実験を軌道に乗せ、温暖化防止に役立てたい」と期待する。

 夕張市でも昨年十一月、石炭層を利用したCO2の密封実験が行われたが、国内では石炭層より蛇紋岩の分布量が圧倒的に多いため、日高での実験の成否に注目が集まっている。

北海道新聞 2005年1月5日

投稿者 eechance : 2005年01月10日 22:41

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.eechance.com/mt/mt-tb.cgi/118

コメント

コメントしてください




保存しますか?