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2005年01月02日

琵琶湖の水 夢のエコロジー構想 滋賀県、来年度から基礎実験

 太陽光発電を利用して、水を電気分解して水素と酸素を生成し、水素は燃料電池に、酸素は琵琶湖湖底に送り低酸素化を解消しようとする大きな構想のニュース。屋久島では水力発電で電気分解で水素を生成するプロジェクトが昨年から実施されているようだし、海外では風力発電を利用した電気分解で水素を生成する計画もあるようです。  今年から市場導入される家庭用燃料電池は都市ガスやLPガスを改質して水素を取り出すのに対して上記のプロジェクトでは自然エネルギーから水を電気分解して水素を取り出す点でよりCO2排出が少なく環境にやさしいといえますよね..がんばれ滋賀県!
 琵琶湖の水を電気分解して酸素を湖底に送り込み、発生する水素を燃料電池にしてエネルギー源にする-。そんな壮大な構想を滋賀県が掲げ、来年度から基礎実験に取り組む計画を進めている。環境悪化を招く湖底の低酸素化を解消すると同時に、地震などの大規模災害時に備えて県内のエネルギー自給率を向上させる一石二鳥を目指す取り組みだ。

 県によると、琵琶湖の湖底は低酸素化の傾向にある。このため、魚やバクテリアの生息環境が悪くなる一方、窒素やリンの濃度が高まり水質悪化を招いている。一方、電気、ガスなど県内の消費エネルギー総量に対し、県内で生産されているエネルギー量は0・84%にすぎない。

 構想によると、仕組みは理科の電気分解の実験と同じで、琵琶湖に電極を挿して水を酸素と水素に分解する。水深90メートル以上の湖底付近などに酸素を送るとともに、発生する水素の8割を回収する。その上で、蓄積した水素エネルギーを燃料電池として活用する。

 計画では、05年度から3年計画で、県琵琶湖研究所と県新エネルギー推進室、同志社大の研究グループが共同で、基礎実験にあたる。室内で直径約1メートルのタンクに湖水を張って電気分解し、小魚やプランクトンを入れて生物や水質に影響を与えるか調べるとともに、湖水でも電気分解が可能な最適システムを開発し、特許を申請する予定。

 県は水質浄化のため、余呉町の余呉湖内に1993年3月に空気を送り込む装置を設けたが、電気代がかさんでいる。このため、今回の計画では、電気分解を促すのに太陽光発電などの自然エネルギーを用いる。

 鹿児島県の屋久島では昨年春から水力発電の電力を活用して水を電気分解し、水素を燃料電池車に供給する実験を始めた。12月末に見学した県琵琶湖研究所の熊谷道夫・総括研究員は「屋久島では酸素は使われていなかったが、琵琶湖の低酸素化を解決するのに使うと同時に、県外に依存しているエネルギーの備蓄につながれば」と話している。

京都新聞 2005年1月2日

投稿者 eechance : 2005年01月02日 23:09

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