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2004年11月01日

富山県内初の本格的風力発電、小矢部に完成

 小矢部市の稲葉山の山頂に建設されていた民間企業による風力発電の風車が完成した。11月4日午前10時から完成式があり、営業運転を始める。富山に初めて、本格的な風力発電事業が登場する。

  市営の稲葉山牧場に建設された風力発電機は、3基。ドイツ製で高さ65メートル、羽根の直径44メートル。JR北陸線の列車からも見える大きさだ。1基で最大600キロワットの発電能力がある。

  高岡市千石町のベンチャー会社「TOYAMAX」(トヤマックス)と茨城県日立市に本社がある「日立エンジニアリングサービス」が出資した「小矢部風力発電」が事業母体。事業費は4億6300万円で、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受けた。北陸電力に15年契約で売電する。

  標高347メートルの山頂近くに建てた観測塔で昨年夏から風速などを調査した。風力発電を企画したTOYAMAX社長で小矢部風力発電副社長の橋田洋さん(54)によると、採算ラインの年平均秒速6メートルを上回る6・5メートル以上の風力があることが確認されたという。

  3基で1200世帯以上の年間電力を生み出せる計算だが、稼働率を約30%と見込み、約400世帯分になるという。

  「他県ではクリーンエネルギーの本格風力発電が進んでいる。富山県は風が弱く向かないと見られていた。でも県内をくまなく調査したら採算にあう場所があった。地球温暖化の原因のCO2削減にも寄与できる」と橋田さんは話している。

  事業が軌道に乗れば、高さ120メートルの国内最大級2千キロワットの風車5基を増設する計画もある。小矢部市の全世帯の電力をまかなえる計算という。

  県内の風力発電は、高岡市の伏木海陸運送と日本ゼオンが、それぞれ最大2~4キロワットの風車1基を稼働させている。

  県商工企画課新産業科学技術班は「自家発電のための風力発電はあったが、小矢部のものは初の本格事業。風力など新エネルギーへの認識がまだ浸透していないので、PRになれば」と話している。

asahi.com富山 2004年11月1日

※TOYAMAX(トヤマックス、富山県高岡市、橋田洋社長)のHPは2004年11月現在ないようです。 関連情報としては、風力発電を紹介/小矢部風力発電有限会社が参考になります。

投稿者 eechance : 2004年11月01日 11:36

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