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2004年10月31日
イチゴ生育に燃料電池 三重県などで来月末から試験
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ビニールハウスでのイチゴ栽培に燃料電池を使うユニークな実証試験を、三重県などが始める。電池から発生する電気と二酸化炭素、熱をイチゴの生育に生かす「一石三鳥」の取り組み。車や携帯電話への活用が注目されている燃料電池だが、農業との組み合わせが成功すれば、用途の拡大が期待できそうだ。
燃料電池は、燃料に濃度3%のメタノール溶液を使い、酸素との化学反応で発電。一般的な水素燃料電池では副産物として水が出るが、メタノール燃料電池ではさらに二酸化炭素も発生する。 夕方か早朝に二、三時間、出力一キロワットの燃料電池でハウスを電照。日照時間を増やす。二酸化炭素はイチゴの光合成の基になり、熱はハウス内を温めるのに使って、イチゴの生育を助長する計算だ。 同県の補助事業(補助率二分の一以内)で「ジーエス・ユアサ パワーサプライ」(東京)と県内企業、三重大などが共同研究する。国から燃料電池技術の構造改革特区に認定されている鈴鹿市内でイチゴ農家が協力、一反(約九百九十平方メートル)のビニールハウスを試験場として提供する。 実証試験は燃料電池に関するデータを蓄積するとともに、農業という新たな用途展開を探る狙い。県産業集積室は「電気が引かれていない場所でも、温室栽培が可能になる」と期待する。 十一月末からビニールハウス内に機器を運び入れ、試験を始める予定。 中日新聞 2004年10月31日 |
投稿者 eechance : 2004年10月31日 22:51