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2004年10月20日

廃油をごみ収集車燃料に 丹後のNPO回収 1カ月2000リットル

 京都府丹後地方の家庭や飲食店から出た廃油を回収し、バイオディーゼル燃料としてリサイクルに役立てているNPO法人「丹後の自然を守る会」(蒲田充弘理事長)は、今年に入って回収量が1カ月間に約2000リットルを超え、京都市が所有あるいは業務委託している全ごみ収集車の燃料の3分の1を賄っている。故郷の海「阿蘇海」の美しさを守ろうと始めた取り組みが、地球環境保護という大きな実をつけ始めた。

 守る会は、自営業の蒲田さん(43)=岩滝町岩滝=らが、幼いころから親しんできた阿蘇海の水質環境を守ろうと、2000年に結成。廃油回収は、てんぷら油などをバイオディーゼル燃料にリサイクルしている京都市内の業者の協力を得て、01年から取り組んでいる。

 当初は、岩滝町内の民家前など3カ所にプラスチックタンクを置き、地元住民が持ち寄った廃油がタンクいっぱいになると同会会員が回収。月平均の回収量は20リットルにも満たなかった。

 徐々に会の規模と活動範囲を広げ、現在、会員数は40人。京丹後市網野町や野田川町など各地に支部を持ち、丹後2市3町の幼稚園やスーパー、公共施設など計200カ所にタンクを設置して、各支部員らが回収している。

 昨年は月平均約1000リットルだが、グンゼ宮津工場やYAKIN大江山など大手会社にも協力を依頼するなど精力的に活動した結果、今年はほぼ倍の廃油を回収した。

 京都市が所有あるいは業務委託しているごみ収集車は、バイオディーゼル燃料を100%使用する220台。このうち約70台分の燃料を賄っている。

 蒲田さんは「今年は年間5万リットルの回収を目指している。自分たちの環境は自分たちで守るという考え方が大切。今後も活動範囲を広げたい」と話している。守る会はTel:0772(46)9094。

京都新聞 2004年10月20日


投稿者 eechance : 2004年10月20日 23:12

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